客船のスイートキャビンは各社それぞれ有名デザイナーを起用したり、趣向を凝らしたインテリアであることが多いです。中でもユニークなのがノルウェージャンエピックの「スパスイート」。丸いベッドに仕切りのないバスタブ…日本の昔ながらのラブホテルのインテリアが、独創的であるとして近年海外では多くのラグジュアリーホテルに取り入れられていることは知られていますが、もしかしたらここもそうなのかも?と思わせる面白い作りですね。ベッドカバー等にアジアの絵柄が採用されているのも欧米のクルーズラインとしては珍しいものです。でも見た目が斬新なだけではなく実用性も考えられており、ベッドのかたちを円形にすることで限られたスペースをより広々と使うことができるのです。
こちらのバスタブはベッドからそのまま飛び込める距離感で、ハネムーナーにはぴったりのお部屋かもしれません。
ノルウェージャンエピックにはスイートキャビン専用エリア「ヘイブン」も設けられており、大型客船とは思えない静かな空間でゆったり過ごすことができますよ。
photo by Ryu Kitagawa