華道家元池坊の池坊 専好氏が命名
クルーズブランド MITSUI OCEAN CRUISES 以下、三井オーシャンクルーズ)を運営する商船三井クルーズ株式会社 代表取締役社長執行役員:向井恒道、本社:東京都港区、以下「当社」)は、2024年12月7日 土)に「MITSUI OCEAN FUJI 以下、三井オーシャンフジ)」の就航を祝う記念イベントを実施しました。イベントの中では命名記念式典を執り行い、華道家元池坊の次期家元 池坊 専好氏が本船を命名しました。
また、同日午前中には、代表取締役 社長執行役員 向井恒道が登壇し記者向けの説明会を行いました。命名記念式典は三井オーシャンフジ船内の「オーシャンステージ」で行われ、商船三井クルーズ株式会社の代表取締役社長執行役員 向井恒道と三井オーシャンフジの初代船長 キム・ロジャー・カールソンが登壇し、安全な航海、そして、お客様と乗組員の幸せを願うスピーチを行いました。
式典のハイライトとなる本船命名では、560年以上もの歴史をもつ池坊で女性として初めて華道家元池坊を継ぐ次期家元の池坊 専好氏が『本船 (ほんせん)を「三井オーシャンフジ」と命名いたします。この船が、今後長きにわたり美しい日本、そして世界を巡り、心をつなぎ、安全
に航海することを願います。』と本船に命名し、続く命名の儀では伝統的なお酒のボトル割が行われました。
この日、葉と花を組み合わせた自然のありのままの美しさを表現した池坊青年部代表の池坊 専宗氏が生けた“いけばな”がステージを彩りました。三井オーシャンフジがこれから寄港する様々な土地の草花や文化、その地に生きる人々との結びつきと信頼が一層深まることを願い生けら
れた“いけばな”は、“日本の美しい船旅“を提供する三井オーシャンフジの記念すべき式典に日本の美しさを添えました。
命名記念式典には株式会社商船三井の橋本 剛 代表取締役 社長執行役員をはじめとする多くの関係者も出席し、三井オーシャンフジの門出を祝いました。
同日の記者説明会で、向井は三井オーシャンフジの最大の特徴は「世界基準の上質な“しつらえ”」と「日本の文化・食体験」の融合と説明し、小さめなサイズの船ながらも全室オーシャンビュースイートの客室、そして共用スペースの充実により船内の過ごし方に快適性と利便性を提供す
ること。今までの経験を活かした寄港地との連携で実現する独自のツアーといった特徴を説明しました。そして、今後は「にっぽん丸」と「三井オーシャンフジ」、この2 隻で短期から中期、ときには90 日を超える長期クルーズまで幅広いコースを展開し、多くのお客様にクルーズとい
う新たな旅の楽しみを味わっていただきたいと今後の意気込みを述べました。
命名記念式典が行われた東京国際クルーズターミナルには商船三井クルーズの新たなクルーズブランド「三井オーシャンクルーズ」傘下のもう1隻のクルーズ船「にっぽん丸」も着岸しました。同社が保有する複数隻のクルーズ船が同時に着岸してデビューを祝うのは1990年のにっぽ
ん丸 現在運航中の3代目)の就航時以来です。当時、にっぽん丸のデビューを祝うために「ふじ丸 1989-2013)」が横に並びましたが、今度はにっぽん丸が、ふじ丸の名を受け継ぐ三井オーシャンフジの門出を祝いました。
■ 池坊 専好 いけのぼう せんこう)氏 プロフィール
小野妹子を道祖として仰ぎ、室町時代にその理念を確立させた華道家元池坊の次期家元。2015年に専好襲名。京都にある紫雲山頂法寺 六角堂)の副住職。いのちをいかすという池坊いけばなの精神に基づく多彩な活動を展開。2012年より諸災害の慰霊復興や人々の幸せや平和への願いを目的に、西国三十三所を巡礼し献華を行った。アイスランド共和国名誉領事。
MITSUI OCEAN CRUISES について
三井オーシャンクルーズは、商船三井グループの商船三井クルーズ(株)が掲げるブランドです。クルーズ船「にっぽん丸」を運航しており、2024年12月より MITSUI OCEAN FUJI の運航を開始しました。船内施設は、以下の船内ツアー動画からご覧いただけます。
船内ツアー動画:https://youtu.be/1IGQZUYXbYU