サウサンプトン(英)~ニューヨーク(米)を結ぶ “大西洋横断クルーズ” 400 回達成
キュナードが運航する客船であり、キュナードにとってのフラッグシップ(旗艦船)であるクイーン・メリー2は、この度大西洋横断クルーズ400回記念を迎えました。
2004年にデビューしたクイーン・メリー2は今年でデビュー20周年となり、デビューした年から今日まで大西洋横断クルーズを運航してまいりました。現在、クイーン・メリー2は、世界で唯一現存するオーシャンライナーと見なされています。オーシャンライナー(遠洋航路の定期船、外洋航路船)として大西洋の荒波の中でも船旅ができるように造られた強固な船体が特徴です。
2024年8月23日ニューヨーク(米国)発、2024年8月30日サウサンプトン(英国)着の400回記念のクルーズでは作家やクイーン・メリー2の設計に携わった建築家などの特別トークショーを予定しております。
【大西洋横断の歴史について】
大西洋を初めて横断した人物とその時期については、世界中の歴史家たちの間でいまだに意見が分かれています。有力な説として、有名な探検家クリストファー・コロンブスの1492年の航海、10世紀のバイキング、18,000年ほど前の石器時代のヨーロッパ人などが挙げられます。コロンブスと乗組員が1492年に大西洋を横断した時は、約2か月かかったとされるなど、簡素な船だったため、かつての探検家たちの航海は数か月以上かかったと言われています。大西洋横断において船旅専用に造られた世界初のオーシャンライナーは蒸気船グレート・ウェスタンで、1837年に進水しました。この船が大西洋を航海するのに15日ほどかかりました。それからわずか3年後、最初のキュナードのブリタニアが14日間で横断を実現しました。これを受け、キュナードはリバプール(英国)、ハリファックス(カナダ)、ボストン(米国)間で2週間に一度の郵便定期便の運航を開始しました。年月が経つにつれ、より短期間で船旅ができるようになり、企業はスピードを競うようになりました。そして、20世紀半ばには大西洋横断にかかる期間は通常5日間ほどになりました。“クルーズは楽しめるものであるべき”という考えのもと、現在キュナードの大西洋横断クルーズは通常7日間となっております。
【キュナードの大西洋横断の歴史について】
キュナードの大西洋横断の航海は1840年にブリタニアによって初めて運航されましたが、レジャーとしての大西洋横断クルーズは、そのずっと後になってからです。
初めて専用クルーズ船が誕生したのは1900年でした。大西洋横断クルーズやその他のクルーズ船での船旅は、1950年代に「クルーズの黄金時代」と呼ばれ、高い人気を誇りました。この時期のクルーズは、ダンスやドリンクを楽しみ、著名な方々が集うラグジュアリーな社交イベントとなりました。1950年、キュナードは、ジュディ・ガーランド、フランク・シナトラ、エリザベス・テイラーといった有名人を招いた全米スター・クルーズというものまで開催したという記録が残っています。キュナードは現在もクイーン・メリー2で年間を通して大西洋横断クルーズの運航を続けています。
【キュナードについて】
キュナードは、いつまでも心に残る体験を提供することで知られている、英国のラグジュアリー・クルーズ・ラインです。1840年の創業以来、客船運航のリーディング・カンパニーとして184年の歴史を誇ります。キュナードの体験は、洗練された食事、厳選されたエンターテイメント、そして卓越したホワイトスター・サービスによって成り立っています。ミシュラン2つ星シェフとのパートナーシップ、ゲスト・スピーカーによる講演、世界的な演劇作品など細部に至るまで、お客様にいつまでも心に残る体験をしていただけるよう、きめ細やかなサービスを提供しています。大西洋横断と世界一周クルーズのパイオニアであるキュナードは、ヨーロッパ、カリブ海、アラスカ、アジア、オーストラリアなどにも就航しています。キュナードは現在、クイーン・メリー2、クイーン・エリザベス、クイーン・ヴィクトリア、そして2024年5月に就航した新造船のクイーン・アンの4隻を運航しております。今回の投資はキュナードの将来を見据えた世界戦略の一環であり、キュナードが4隻の船を同時に就航させるのは1999年以来となります。キュナードは、サウサンプトン(英国)にあるカーニバル・ハウスに拠点を置き、1998年よりカーニバル・コーポレーションの傘下に入っています。
【キュナードのクルーズお申し込み方法】
① Cunard.comから直接予約
② 旅行会社 / 旅行代理店から予約