2~3泊であれば特に考える必要はなくても、一週間以上のクルーズになると気になってくるのがランドリー事情、洗濯です。クルーズ中の衣類の洗濯については主に以下3パターンありますのでご紹介します。
キャビンで手洗い
下着や水着、ハンカチなどちょっとしたものであればキャビンのバスルームでソープを使って手洗いし、バスルームに干す(大抵の船には洗濯物を干すためのロープが備わっています)ということができます。バルコニーのデッキチェアに置いて乾かしている人も時々見かけますが、潮風に飛ばされてしまっては大変なので要注意です。バルコニーの柵に干すのは船の景観を損ねる上飛ばされてしまう危険も大きいのでNG。
有料のクリーニングサービスを利用
キャビンのクローゼットをのぞくと必ずランドリー用のバッグが入っています。こちらに洗濯物を入れてクルーに渡せば翌日(追加料金で当日仕上げがある船も)綺麗にクリーニングされたものが戻ってきます。値段は船によりますが一般的にはポロシャツ4ドル、スラックス8ドル、ドレスが12~15ドル程度。ランドリーバッグに詰め放題で20ドル、なんていうケースもあります。スイートキャビンではランドリーサービスが無料、という船も。自分で洗うのが難しい、けどすぐに洗いたい!というような場合はこのクリーニングサービスを利用するのが良いですね。
船内のコインランドリーを利用
最も一般的なのが、この方法かもしれません。多くの客船には何カ所かランドリールームがあり、そこで洗濯~乾燥、アイロンかけまで行うことができます。コインを持っていない場合はフロントで両替を。海外の洗濯乾燥機の使い方が分からず戸惑うことがありますが、ほかのお客さんが親切に教えてくれることが多く、ランドリールームがきっかけで友人ができたりしますよ。これもクルーズならではの楽しい経験です。
セルフランドリーがある主なクルーズライン※客船によりない場合もあります
アザマラクラブクルーズ/オーシャニアクルーズ/カーニバルクルーズライン/キュナードライン/クリスタルクルーズ/シーボーンクルーズ/商船三井客船(にっぽん丸)/シルバーシークルーズ/日本クルーズ客船(ぱしふぃっくびいなす)/プリンセスクルーズ/郵船クルーズ(飛鳥Ⅱ)/リージェントセブンシーズクルーズ/
参考文献:『極上のクルーズ手帖』喜多川リュウ著