2025年就航に向けて本格的な建造がスタート
郵船クルーズ株式会社(本社:横浜市、代表取締役社長:遠藤 弘之)は、現地時間2023年9月21日に マイヤー・ベルフト造船所(ドイツ・パペンブルク)にて、2025年夏に就航する「飛鳥III」建造の正式な開始にあたる、スチール・カッティングセレモニー(鋼材切断式)を執り行ったことを発表いたします。
スチール・カッティングセレモニーは、船舶建造に必要な鋼板を切り出し、建造の幕開けを祝う伝統的な式典 です。セレモニーは、マイヤー・ベルフト造船所内で同造船所のバーナード・マイヤー会長をはじめ関係者が会し、和やかな雰囲気の下、執り行われました。スチール・カッティングの後には、建造の安全を祈願し、だるまの目入れも行いました。セレモニーを終え、参加者一同 2025年に誕生する「飛鳥III」への期待をさらに膨らませました。
このセレモニーを皮切りに、「飛鳥III」の建造が始まります。2025年の就航に向け、マイヤー・ベルフト造船所と打ち合わせを密に、安全な建造を進めてまいります。
「飛鳥III」 概要
飛鳥クルーズの 3番目の船となる「飛鳥III」は、「つなぐ、ちから。」をコンセプトに、飛鳥クルーズが日本において培ってきたクルーズ文化、和のおもてなしを継承しながらも、多彩なダイニング、エンターテイメントやウェルネスなど心身を満たすプログラムを備え、より自由により豊かに、新たな時代のクルーズの価値を創造します。また日本が誇る著名なアーティストによる美術品、 工芸作品の数々を船内至る所に展示することも特長です。加えて、日本のクルーズ船で初めて LNG燃料と陸上電力受電装置を採用、環境への負荷を低減させます。2025年夏の就航後は横浜港を母港に、「飛鳥II」と共に飛鳥クルーズでしか得られない“最幸の時間”を創出し、日本のクルーズ文化の発展を目指します。
■船舶概要 (2023年9月22 日現在)
船籍: 日本 船籍港(母港): 横浜港 総トン数:52000トン 全長: 230.2m 全幅 29.8m 喫水 6.7m 乗客数: 740名 乗組員数: 約470名 客室数: 385室(全室海側)
■就航までのスケジュール
2023年9月 スチール・カッティングセレモニーを機に建造を開始。2025年早春に進水、その後春にドイツから日本へ回航、同年夏頃就航予定。
「飛鳥III」の最新情報は A-TIMES として こちらにて紹介しています。
写真提供 郵船クルーズ株式会社より。