セレブリティシェフのジャーダ・デ・ラウレンティスが
ゴッドマザーとして10年以上ぶりの新造船をビスタと命名。マルタ島バレッタのポートサイドガラセレモニーで 人気のミュージシャン、ハリー・コニックJr.のパフォーマンスも
美食と寄港地の魅力を追求し世界を牽引するオーシャニアクルーズの新造船ビスタの命名式が5月8日(現地時間)、マルタ共和国のバレッタで華やかに執り行われ、乗客1,200名、全室ベランダ付きのアリューラクラス初のデビューにふさわしい豪華絢爛のセレモニーとなりました。式典に花を添えたのがゴッドマザーとして参加したイタリア系アメリカ人のシェフ/作家/レストラン経営者/エミー賞受賞フードタレントであるジャーダ・デ・ラウレンティス。また、グラミー賞やエミー賞を受賞した伝説のミュージシャン、ハリー・コニックJr.によるスペシャルパフォーマンスに会場が沸きました。
オーシャニアクルーズ社長フランク・A・デル・リオ は、「10年以上ぶりの新造船の命名式を迎えた今日、輝かしい未来への道が開かれる歴史的なこの時を私たちは心待ちにしていました。美しいセレモニーによるワールドクラスの体験は、見事なデザイン、優れたエンターテインメント、一流のサービス、革新的な料理など、ビスタの完璧な船上体験へとつながるものです。ビスタのグランドデビューを迎えた今、これまでたゆまぬ努力を続けてくれた世界中のチームメンバーやパートナーに、改めて心からの謝辞を申し上げます」と語っています。
全長791フィート(241メートル)、67,000トン以上、1,200人(1室2名利用)収容のビスタは、乗客3名に対して乗員2名という業界トップクラスの比率を実現。標準サイズとして洋上最大級となる290平方フィート(27㎡)以上のステートルームやひとり旅向けのコンシェルジュレベル ベランダステートルーム、さらには全室にベランダ付きと、快適性と居住性の新たなスタンダードを確立しています。魅力を増した多彩な船上アクティビティには、8か所のバー、ラウンジ、エンターテイメント施設に加え、豪華なアクアマールスパ+バイタリティセンター、アクアマールスパテラスなどが含まれています。
ジャーダ・デ・ラウレンティスは祝辞で、「素晴らしい新造船のゴッドマザーに選ばれ、マルタでの輝かしい夜に参加できたことをとても光栄に思います。多彩な食体験や、随所にみられる細かい気配りに至るまで、ビスタはまさに夢の船です。初就航シーズンを祝し、この船に乗るすべての皆様に乾杯」と述べています。
「洋上最高の料理」をさらに進化させるため、ビスタには新企画の3施設を含む11の船内レストランが導入されています。アクアマールキッチンは、ウェルネスに着目しながらも楽しめる料理を提供。ベーカリー・アット・バリスタスでは焼きたてのペストリーを。そして「エンバー」は新たなシグネチャーレストランです。
料理全般同様にドリンク類の革新にも重点を置くビスタでは、カクテルの芸術性に特化した新しいコンセプトのザ・カジノ ミクソロジーバーもお目見えします。
デ・ラウレンティスはゴッドマザーとして2つのシグネチャーディッシュを創作。オーシャニアクルーズが誇るイタリア伝統の家庭の味を進化させたスペシャリティレストラン「トスカーナ」、およびオーシャニアを代表するラグジュアリーなダイニングルーム「グランドダイニングルーム」で提供されます。
命名式では、まずはダンシング・ウィズ・ザ・スターズのプロダンサーで振付師のブリット・スチュワート率いるビスタのダンス中心の演劇ショー『イントゥ・ザ・ナイト』のオープニングパフォーマンスに続いてデ・ラウレンティスによってシャンパンボトルを船体にたたきつけて割る儀式が行われ、ビスタが正式に命名されました。その後VIP等の来賓は、伝説のライブパフォーマー、コニックによる60分間立て続けのエンターテイメントを堪能。締めくくりには歴史ある港バレッタの夜空に花火が打ち上げられました。
ハリー・コニックJr.は、「これまで数え切れないほどの特別な機会に出演させていただきましたが、この美しい船の就航を祝うことは特別なことでした」と語っています。
ビスタは、VIPを乗せた7泊の命名記念周遊クルーズに続き、5月13日にはローマからベネチアへの初就航クルーズを実施。夏にはすでに完売の地中海クルーズを催行した後、9月にはカナダとニューイングランドへ向かい、冬シーズンにはマイアミを母港としてメキシコ、バミューダ、カリブ海を巡ります。
また2024年夏シーズンには、東地中海、エーゲ海、アドリア海のイタリア、トルコ、ギリシャ、聖地といった象徴的な都市や小規模ブティック港を訪れるグランドボヤージュを予定しています。ビスタの2023年と2024年の旅程の全容はこちらから。
オーシャニアクルーズについての詳細はこちらから。
筆者もこちらの命名式に参加して参りましたので、その様子は追ってレポートしていきたいと思います。