スモールラグジュアリーシップならではの地元密着型の国内新航路開拓に意欲
フランス唯一のクルーズ会社ポナン(英:PONANT/本社:フランス・マルセイユ)は、2023年3月1日付で、28年間もの海上キャリアを誇る、元「ぱしふぃっくびいなす」7 代目船長、松井克哉が日本支社相談役に就任することを発表いたします。
松井克哉は相談役として、航路設計、外国船であるポナンが日本航路を航行する際に、日本船との安全な往来を目的としたコミュニケーションや瀬戸内海をはじめとする各地域への配慮、ブリッジにおけるスタッフの指導、漁業組合や水域利用者との調整を行ってまいります。このような取り組みは外国船ではまだ珍しいのですが、ポナンは “責任ある持続可能な クルーズ”を目指し、尽力してまいります。
2023年の日本周遊クルーズは計4本の航行ですが、2024年には計11本の日本周遊クルーズの航行を予定しています。両年とも全てのクルーズに、日本人エクスペディションリーダー伊知地亮および松井克哉が乗船予定です。
ポナン 日本・韓国支社長/エクスペディションリーダー 伊知地亮のコメント(写真左)
日本周遊クルーズは顧客の皆様に非常に人気のあるクルーズです。2024年には11本の日本航路を予定しており、今後も日本航路は重点的に増やしていく予定です。スモールラグジュアリーシップならではの特別な航路を開拓していく際に、 日本の海域や海事産業などに幅広い知識を持つ松井さんに相談役に就いていただけることで、より円滑で安全に、より地域の方々に配慮した形で日本航路の幅を広げていけると確信しています。2021年より始まったポナンのワールドワイドな標語「Explore to Inspire」(感動を求めた探検へ)にも松井さんの専門的な知識は合致しておりました。常に新しい航路にチャレンジしていく社風がポナンの魅力だと思いますので、その中で松井さん と一緒に皆様をあっと驚かせる航路を作り、日本の地方を海から元気にしていければと思います。
ポナン 日本支社相談役 松井克哉コメント(写真右)
以前ポナンのル ソレアル号に乗船した際に、世界中で自然に配慮しながら地域の方々に密着したクルーズを、エレガントなラグジュアリーシップで航行するというコンセプトが面白いなと思っていました。船乗りが始めた会社ということもありデスティネーションや旅程の作り方も非常にユニークです。 ポナンの魅力であるゾディアックボートを活用したこれまでにない場所への上陸や海に限らず本州の川の航行など、挑戦したいことや温めてきたアイディアが豊富にあるので、これからの活動がとても楽しみです。
【松井克哉プロフィール】
1971年大阪府生まれ。1994年に国立神戸商船大学(現 神戸大学海事科学部)を卒業後、日本クルーズ客船株式会社に 3 等航海士として入社。2014年3月より2023年 1 月まで「ぱしふぃっくびいなす」7代目船長を務める。28年間の海上キャリア(5年間の陸上勤務を含む)を築き上げ、IMLA(国際海事教育者会議)の 永年メンバーとして海事教育の発展に尽くしている。趣味はギター、三線。