ノルウェージャンクルーズライン(NCL)が建造中の新造船、ノルウェージャンプリマがイタリアのマルゲーラのフィンカンティエリ造船所で進水しました。
今回の進水に先立って、イタリアのストリートアーティストであるマニュエル・ディ・リタがデザインした印象的な船体アートを含む外部工事と塗装もすでに完了、今後は内部施設や客室の整備が進められ、その後正式な引き渡しを経て運航開始は2022年夏を予定しています。
NCL社長兼CEOハリー・サマーは進水に際し、「船の進水は常に重要な節目ですが、今回は極めて特別なものです。18隻目となるプリマは新シリーズであるプリマクラスの最初の船であり、我々のブランドにとって大いに期待される新章の始まりとなるからです」と語り、「最もスタイリッシュで革新的な船が誕生します。12か月後のお客様をお迎えする日がまた1歩近づいたことを嬉しく思います」と結んでいます。
ノルウェージャン プリマは、ほぼ10年ぶりの新クラスとなる期待のプリマクラス6隻のうちの最初の船、全長294m、14万2,500総トン、乗客3,215名の船は何よりもゲストファーストで設計したとされています。開放的なスペース、スタイリストで唯一無二のデザイン、そして様々な新体験が採用されます。例えばオーシャンブルバードでは、屋外での食事や広大な海を一望できる2つのインフィニティプールのある「インフィニティビーチ」(写真上)では海とつながることができるそうです。食に関しては11店舗による多彩なメニューが楽しめるフードコートが注目されるほか、すでにノルウェージャンアンコールで導入、人気を博している上質なイタリアンレストラン「オンダ バイ スカルペッタ」(写真下)も。食の楽しみで評判のNCLらしい構成です。
ノルウェージャンプリマの処女航海は2022年夏からアムステルダムとコペンハーゲンを起点に、美しいノルウェーのフィヨルドやバルト海を探訪する北ヨーロッパの旅を予定。その後、サウサンプトンからスコットランドのシェトランド諸島、アイスランドのレイキャヴィーク、ノバスコシアのハリファックスを経てニューヨークに至る12日間の大西洋横断クルーズに。秋から冬にかけては、ニューヨーク、ガルベストン、マイアミ、オーランド発で、ベリーズにあるノルウェージャンのプライベートリゾート「ハーベストケイ」やバハマにある同プライベートアイランド「グレートスターラップケイ」等の寄港地滞在重視のバミューダとカリブ海のクルーズを催行する予定です。